ビックカメラは、テレビと冷蔵庫、洗濯機の無料下取りサービスを6日から開始した。家電リサイクル法により、これらの商品はリサイクル料金がかかるが、リユース品として回収することで、それを不要にした。 ビックカメラ池袋本店(東京都豊島区)と大宮西口そごう店(さいたま市大宮区)の2店舗でサービスを開始した。東京23区と埼玉県全域を対象エリアにしており、対応店舗とともにエリアも順次拡大を予定している。ビック店舗で対応していく予定だが、グループのコジマ店舗でも「運用がうまくいけば広げる可能性はある」(ビックカメラ広報)とする。 無料下取りの対象は、製造から15年以内のテレビ、同7年以内の冷蔵庫と洗濯機になる。リユース品として回収するため、故障や破損などがある場合には下取り対象外になる。家電リサイクル法では、他にも衣類乾燥機なども対象だが、リユース需要の見込める商品でサービスを始める形だ。対象店舗で家電の買い替え時に下取りを申し込むことで、購入商品を届けた際に不要家電を引き取る。 ビックは、重要経営課題(マテリアリティ)として「循環型社会(サーキュラーエコノミー)への取り組み強化」を掲げている。子会社ソフマップでは買取総合サービス「ラクウル」を展開するなど、グループを挙げて取り組んでいる。
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最終更新:電波新聞デジタル