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「ニットの正しい洗濯法」ファッション業界も信頼を置く洗濯のプロ4人が指南!(GISELe)

GISELe(ジゼル)

「ニットの正しい洗濯法」ファッション業界も信頼を置く洗濯のプロ4人が指南!(GISELe)

素材や風合い、色、編み方など。豊富なバリエーションが楽しめるニットは、お手入れの仕方も千差万別。冬の相棒を長く大切に着たいから。おさえておきたい基本の洗い方を洗濯&ニットのプロたちに徹底調査!≫【乾かすまでの正しい方法も】注意すべきニットの種類や正しい乾燥法まで

SUBLI ファブリックコンディショナー(柔軟剤) 450mL 2,970円/VITAL MATERIAL 天然由来成分90%以上配合の柔軟剤。ウールやシルクにも使用可能。衣類をふんわり仕上げるだけでなく、静電気の発生も抑止。

洗う→乾かすまでの流れをチェック!1.まずはブラッシングで汚れを除去「ブラシをかけて、ニットの表面についているホコリやチリをとり除くところから。毛のやわらかいものなら生地を傷めずにさっと汚れを落とせるので、馬毛ブラシは万能だと思います。上質なニットには豚毛がオススメ」(OKULAB:永松さん)2.たらいにぬるま湯を入れ中性洗剤をとかす「洗面台やたらいに30℃くらいのぬるま湯をためて、中性洗剤を入れてとかします。このとき洗剤を多く入れすぎたり、十分にとかしきらないうちにニットを入れないように注意してください。洗剤の量は少なめで十分」(ヤマサワプレス:山澤さん)3.大きく畳んだ状態でニットを入れ5~6回押し洗い「中性洗剤をとかしたぬるま湯にニットを大きめに畳んだ状態で入れて、1~2分、汚れがひどい場合は4~5分つけ込みます。その後5~6回やさしく押し洗い、または持ち上げ洗いを。強くせず、こすらないことが重要」(ヤマサワプレス:山澤さん)4.軽くしぼってぬるま湯で1回すすぐ「洗い終えたらシワにならないようにニットを軽くしぼります。たらいのぬるま湯を新しいものにかえて、洗ったときと同じようにやさしくすすぎ洗い。繊維の中に洗剤が残らないよう、しっかりすすぐことがポイント」(OKULAB:永松さん)5.柔軟剤をといたぬるま湯につけ込む「柔軟剤もしくは髪用のトリートメントをぬるま湯に適量入れてとかし、すすぎが終わったタイミングで5~10分つけ込み。これによって、ニットの風合いを保つとともに、うるおいを含ませて静電気を防ぐ効果も」(レジュイール:古田さん)6.ネットに入れ洗濯機で30~60秒脱水「柔軟剤につけ込んだあと、すすぎはせず、水がたれてこない程度に軽くしぼります。目の細かい洗濯ネットに畳んで入れて、洗濯機で30~60秒ほど脱水がけ。しぼるときは、シワがつかないように注意を」(レジュイール:古田さん)【ATTENTION!】大事なニットはタオルで脱水するのがベター「基本的には1分以内の脱水であれば洗濯機を使用して問題ないですが、高価なものなどとくに大切なニットは、バスタオルを使った脱水がオススメ。バスタオルでくるみ、軽く押して水分をとれば、ダメージなく脱水できます」(OKULAB:永松さん)7.平たい場所に広げて乾かす「脱水が終わったら、形くずれしないようにきちんと形を整えてから日陰で平干し。直射日光による変色を防ぐために必ず陰干しを。ハイゲージなど伸びにくいものならハンガー干しでもいいですが、基本的には平干しが安心」(レジュイール:古田さん)

GISELe編集部