09 05
床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」前モデルと比較レビュー

やりたくない家事ワースト1が床拭きです。シンデレラになったつもりで床をゴシゴシ拭いても全然楽しくない。とはいえ掃除機だけじゃ物足りない。ということで、お掃除ロボ界の雄iRobotが作った床拭きロボット「ブラーバ ジェット 250」を長らく愛用しています。

水をシャーっと吐き出して律儀に部屋を水拭きするカワイイお掃除ロボです。

そんなブラーバジェットには上位機種があります。「ブラーバ ジェット m6」。アイロボットストアでの価格は76,860円(税込)で、我が家の「ブラーバ ジェット 250」の32,868円(税込)と比べるまでもなく高い。それもそのはず、「ブラーバ ジェット m6」めちゃくちゃ賢いようなのです。

どれだけ賢いのか? 我が家の「ブラーバ ジェット 250」の立場は危うくなるのか? メーカーさんに「ブラーバ ジェット m6」お借りして、それぞれの違いと、それが本当に私の生活にフィットしているのかを考えました。どちらもいいところがいっぱいありましたよ!

ちなみにうちで働くお掃除ロボは「ブラーバ ジェット 250」のみです。iRobotのルンバも気になりますが、今の住環境がさほど広くもないので、ちゃちゃっとダイソンで掃除しちゃえばいいや、と考えています。

ブラーバジェットm6(Amazon)

ブラーバ ジェット 250(Amazon)

ブラーバジェットたちは、どちらもトラブルなく動く

まず大前提の話から。ブラーバたちは、どちらも私が絶対やらないような綿密さで床を掃除します。最高。

そしてトラブルもありません。段差から落下もしませんし、障害物があると「あっ」と止まります。なので壁や家電が濡れたことは一度もなし。

しかも「部屋は掃除してほしいんだけど、ここは入らないでね」とバーチャルウォールを設定することもできます。我が家のaiboのチャージステーションあたりは避けて掃除します。(ただ、aiboサイドは事情を知りませんし、よく吠えよく動くので、基本ブラーバジェットが稼働するあいだは寝かせてます)

どっちも正方形だけど、大きさが全然違う

外観はどうでしょう。

一目瞭然ですが、「ブラーバ ジェット m6(以下、m6)」はめちゃ大きい。270×252×90mm。最大稼働面積は60畳。余裕で掃除できます。こんな狭い家に来てもらっちゃって、なんかごめんな……と言う気持ちに。

対する「ブラーバ ジェット 250(以下、250)」はこぢんまり。178×170×84mm最大稼働面積は約12畳。ということで、小さめのお部屋を掃除させるのに向いてます。

専用パッドの大きさも違う

ブラーバジェットシリーズはそれぞれ専用のクリーニングパッドをつけて使用します。また、クリーニングパッドは「水拭き」や「からぶき」に分かれています。ブラーバジェット本体は、装着されたパッドがどの形状であるかを識別して、そのパッドに相応しいモードで動きます。賢い。で、その専用のパッドも機種ごとに差があります。

m6用のパッドと250用のパッドを並べてみました。こちらは水拭き用のパッドです。

それぞれお値段は、m6用が7枚入りで968円(税込)。250用は10枚入りで968円(税込)。これだけm6用が大きいのだから、そりゃお値段も高くなるでしょうね。

専用パッドは使い捨てのものと、洗濯可能なものがあります。私は、当初は洗濯可能なパッドも購入しましたが、使い捨ての便利さが忘れられなくて今は使い捨てのみ使っています。

使い捨てパッドの連続使用は推奨されていませんし、湿ったパッドを複数回使うってちょっと気持ち悪いのでウェットモード用のパッドは、潔く「一回使ったらパッドは捨てる」を徹底しています。が、ドライ用のパッドは、すみません、2〜3回は同じものを繰り返し使ってます。

m6は給水タンクがはずせる

m6は給水タンクが外せます。水がどのくらい入っているか目視できるので便利。250は、本体そのものをよいしょと抱えて水を注ぎます。小柄な250ですから、本体を抱えることはなんら困りません。ただ、タンクの中が見えないんですよ。購入して数年たった今、タンクの内部がどうなっているのかはちょっと気になるところ。


 床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」前モデルと比較レビュー

m6はちゃんと「巣」に戻る

m6にはドックがあります。つまり、掃除が終わると自分でドックに戻るのです。おりこう!

対する250はドックを持っていません。我が家では、掃除が終わるとたいてい部屋の奥で停止しています。時々ベッドの下にいたり。これはこれで「掃除をやりきった感」があってかわいい。掃除をしない非番の時は洗面所に置いてます。

m6のように、ドックがあって帰還するポイントが明確なほうが、そりゃ管理はしやすいです。

が、ブラーバジェットシリーズには、「パッドの着脱」「次回のために給水する」という作業が必要です。つまり毎回人の手がかかる。これがルンバのように「自分でクリーンベース(ゴミ箱)に戻ってゴミ捨てして、充電もする」だと最高なんですが、ブラーバジェットシリーズに関しては、何がなんでも巣がほしいとは私は思いませんでした。

m6のドックをキッチンや洗面所あたりに設置するなら良さそうです。ただ、ドックを設置するには広さが必要なので私の場合は居間がm6の居場所になりました。

m6は動きに意志がある

m6はSLAMカメラを搭載して部屋のマッピングをおこないます。同じ場所を2回そうじさせたらマップが完成しました。賢い。

動きはこちら。

カスタマイズで「部屋の半分だけ掃除して」と指示を出していたので忠実に守って引き返しています。あと加速の仕方が生き物っぽい。スカイツリーのように光るのもステキ。

250は、こんな感じです。

本体が軽いので、あえてブルブル震えながら床に圧をかけて掃除します。ぶつかると「ハッ」と止まります。無骨さがかわいい。

スマホで外出中に命令できるの便利!

m6をWi-Fiに繋ぎ、スマホのiRobotアプリに登録すれば出先から操作できます。便利。「ルンバが掃除し終わったら、ブラーバが仕上げで水拭き」なんていう連携プレーも可能。夢!

ただし、水拭きモードは「外出中にアッと思いついて水拭きを依頼する」というシチュエーションになりにくかったです。なぜなら、先に説明したように、タンクに水を入れてセットしておかないといけないからです。事前の仕込みが必要です。

事前準備があまりいらない乾拭きモードのパッドを付けっぱなしにして床の埃をさっと拭ってもらうのは重宝しました。

ちなみに、m6はアレクサやGoogle Homeに対応していますが、私は声をかけるならスマホを使ってしまいます。

どっちも専用洗剤がつかえる

ブラーバジェット専用の洗剤があります。ほんのりいい香り。この専用洗剤が登場するまでは、250を走らせる場所にあらかじめウタマロクリーナーを吹きかけたりしてました。共同作業は楽しいですけど、ラクしたいので洗剤を使ってます。

キャップに洗剤を注いで、タンクに入れます。地味に神経をつかう作業なので、キャップの形状が改良されるといいなーと思います。

結論:ルンバもいて、お部屋も大きいならm6。でも250もオススメ!

どちらも「シャーっと水を噴射して、ゴシゴシ水拭きするロボット」ではありますが、ターゲットが違います。ひとつの部屋をちょこちょこ掃除させたいなら250は便利ですし、いろんなお部屋を掃除してもらいたいならm6です。

どちらもおりこうかつ可愛くて便利なので、床掃除を絶対やりたくない方はブラーバジェットを家に迎えることをオススメします。

ブラーバジェットm6(Amazon)

ブラーバ ジェット 250(Amazon)

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