新型ニンテンドースイッチこと「Nintendo Switch(有機ELモデル)」が発表されたばかりですが、その直後に任天堂公式に「新しいCPUもRAM増量もない」との声明が出され、ドック接続時の4K表示対応やプロセッサの高速化、グラフィックの強化を期待していた人たちからの失望を呼びました。
そんななか、有機ELモデルは「暫定的なアップグレード」に過ぎず、本当のNintendo Switch Pro(仮)が後に控えている可能性があるとの指摘が、複数の情報筋から伝えられています。まず1つには、これまで「新型スイッチはNVIDIAの高速なチップを積んで4K表示」などの噂を伝えてきたBloombergの望月崇記者が、東京在住のアナリストであるセルカン・トト氏(ゲーム市場コンサルタント会社カンタンゲームズ代表)のコメントとして伝えているものです。
トト氏いわく「この新型Switchは、私には本当のアップグレードというよりも、暫定モデルのように見えます」「来年『Breath Of The Wild 2』の準備が整い、部品不足が解消されるまでのダミーのアップグレードに過ぎないかもしれません」とのこと。
たしかに世界的な半導体不足はいまだに解消のメドが立っておらず、そのなかで新型スイッチが10月8日に発売されるとの発表は驚きも呼びました。この状況では高性能なチップやRAMは調達が難しく、多くの部品が従来のスイッチと共通する有機ELモデルで場を繋ぐとの予測は、一定の説得力があるのかもしれません。もう1つの情報源は、ゲーム機関連の予測では数々の実績がある、VentureBeatのライターJeff Grubb氏のツイートです。
あなたのプライバシー設定では、このコンテンツをご利用できません。こちらで設定を変更してくださいTwitterで噂のProモデルについて訊かれたGrubb氏は「私は個人的にSwitch Proが2022年に発売されると聞いたことがあるだけです」「それがもし実現するのであれば、DLSS(ディープラニングにより「処理は軽くて高画質」を実現する技術)を搭載した大幅に効率の良いチップで、4K出力に対応するだろうと推測し続けます」と述べています。
新型スイッチが4K表示やDLSS対応との噂は複数の方面から伝えられていたこともあり、すべてが根も葉もなかったとは考えにくい感もあります。とはいえ、逆に真打ちのスイッチProが後に控えているとすれば、ただでさえ半導体の調達が難しい今という時期に、実質的な製品寿命がそう長いとは思えない暫定的モデルを出す意味がどこにあるか、との疑問も浮上してきます。過剰な期待を持たず、今後の続報を待ちたいところです。Source:Bloomberg,Jeff Grubb(Twitter)
via:Wccftech
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