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マイナンバーカードは今が取得のチャンス 第2弾マイナポイント2万円還元、e-Tax+青色申告で個人事業主はさらにお得 - INTERNET Watch

マイナンバーカードの申請は減少傾向

 グラフを見ていただこう。これは総務省が公表しているマイナンバーカードの交付状況から、人口に対する交付枚数率をグラフ化したものだ。青線が交付枚数率=普及率で、執筆時点で最新の令和3年(2021年)12月1日現在、39.9%=約4割となっている。赤い棒グラフは前月からの伸び率を表している。

マイナンバーカードは今が取得のチャンス 第2弾マイナポイント2万円還元、e-Tax+青色申告で個人事業主はさらにお得 - INTERNET Watch

 令和2年(2020年)3月1日以降は毎月1日に交付状況が公表されている。それ以前は数カ月ごとの公表だったので、伸び率に関しては月割りでグラフ化している。細かな点を付け加えると、12月1日現在と公表された数値をグラフ横軸は12月としているが、実質は11月分の交付枚数の集計と思われる。また、申請から交付までの期間は、以前は3週間程度、昨年は自治体によって3カ月以上、現在は短縮傾向となっている。例えば今年9月に申請して11月に交付されると、グラフ上は12月のデータとなるため、時間軸に関しては申請と交付にズレがある点を考慮して見ていただきたい。

 青線、赤棒グラフを見ると、2020年春ごろから勢いを増したことが分かる。覚えているだろうか。昨年の春、新型コロナウイルスの第1波が訪れ、10万円の特別定額給付金の申請でマイナンバーカードに注目が集まり、すでに取得している人が忘れてしまったパスワードの更新のため役所に殺到した。2020年9月から始まったマイナポイントも追い風になり、交付枚数率はグッと角度を変えて上昇した。

 マイナポイントの対象が2021年4月末申請分のマイナンバーカードまでだったためか、今年6月交付分(グラフでは7月)をピークに伸び率は急速に下降している。昨春からのマイナンバーカードブーム?は一段落した感がある。

マイナポイントは今年4月末申請分で終了した(出展:マイナポイント事業)