【背景】当社は、6,100名の登録生産者と41万名のユーザを抱える産直アプリ「ポケットマルシェ」を通じて、生産地である地方と消費地である都市、そして生産者と消費者を「食」でつないできました。「ポケットマルシェ」を利用して、育てた作物が消費地の食卓に並ぶところを初めて目にした生産者や、生産者に初めて感謝の言葉を伝えられた消費者は、現在も増え続けています。食と同様に、電気も生活に欠かすことができないものです。その多くは地方で作られ、都市で使われており、生産と消費の分断が生じている点も同じです。作り手の顔が見えないと、作られたものの価値も見えづらくなります。作り手の顔やストーリーが見えれば、消費者は自らが価値を感じるものを選択し、残していくことが可能になると当社は考えます。当社は、地方と都市をつなぐ新たな関係性を構築し、生産者の顔が見えて地方の価値が最大化される社会を作るために、この度、電力事業に参入します。【事業概要】農地の上に太陽光発電設備を設置し、電気と食材を同時に作るソーラーシェアリングの推進、および、生産者の作った電気の販売を行います。詳細: https://www.pocket-marche.com/electricity/
■ ソーラーシェアリング事業6,100名(2021年11月時点)のポケットマルシェ登録生産者に対して、営農と同時に発電を行うソーラーシェアリング導入を支援します。具体的には、助成金等に関する情報提供や、ソーラーシェアリングを導入している農家同士のネットワーキングの促進などを行います。□ ソーラーシェアリングとは農地に支柱等を立てて、その上部に設置した太陽光パネルを使って日射量を調節し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取り組みです。営農を続けながら、農地の上部空間を有効活用することにより電気を得られるため、生産者にとっては農業経営をサポートするというメリットがあります。また、耕作放棄地の活用にもつながります。□ 生産者への無料相談当社では、ソーラーシェアリングに関心のある生産者に対する無料相談を行っています。問い合わせフォーム:https://forms.gle/sM2aCCEbvyE5zXew5
■ 電力小売事業「みんな電力」の取次として、個人向けに電気の販売を開始します。食材を直接購入している生産者から、電気も購入することを可能にし、「誰から買っているのか」が可視化された消費行動を後押しします。2022年度中に、5,000世帯への導入を目指します。□ 特徴・再生可能エネルギー100%(非化石証書あり)・売上の一部を、気候変動の影響で生産現場に被害を受けた生産者支援に役立てる□ 利用者のメリット・月々の支払額は変わらずに、CO2を排出しない環境にやさしい電力を使用できる・気候変動に伴う自然災害等で被害を受けた生産者を、支援することができる□ 詳細料金:大手電力会社と同等を予定申し込み・販売開始時期:2022年1月に申し込みを開始し、2022年2月から販売開始予定エリア:沖縄を除く全国(北海道、北陸は、2022年サービス開始予定) 【UPDATER代表取締役 大石英司様のメッセージ】
ポケットマルシェ高橋代表を知ったのは、新入社員の紹介によるものでした。お会いして、多くの言葉は交わしませんでしたが、その理由がわかり、兄弟と言っても過言でないほど、ポケットマルシェ様、高橋様を大好きになりました。多くの農業直販サイトがある中、ポケットマルシェ様の活動・思想には、単なる売上・利益に留まらない、単なる農業改革に留まらないものを感じています。それは人と人との繋がりが失われた、そして人と地球の繋がりが失われた、日本や地球全体を見据えた課題解決への挑戦があるように思えます。泥臭く、人間臭く、日々実績を積み重ねる力強さと説得力があります。だからこそ、6000を超える農家の方々や若手社員から私たちまでの老若男女を魅了して止みません。食料にしても電気にしても、現在の私たちの生活は誰が生産者かわからない「顔の見えないもの」に囲まれています。高橋代表、ポケットマルシェ様から学び、成し遂げたいことは、単なる農業や電力、産業の革新だけでなく、現代社会に人と人との繋がり、人と地球の繋がりを「顔の見える関係に再生」することです。そして将来世代に引き継いでいくことです。私たち2社の力は微力かもしれません。課題が大きい分、逆風もあるでしょう。ですが、多くの企業や個人に呼びかけ、「顔の見える連合軍」を作り、ワクワク、楽しい実践を繰り返すことで「顔の見えない大量消費、大量廃棄社会」に挑みたいと考えております。【当社代表取締役 高橋のメッセージ】
私たち消費者は地方の「誰か」が生産した食べ物やエネルギーに生かされ、都市の「誰か」が消費したお金に生産者は生かされている。その「誰か」がこれまでの消費社会では見えかった。つながりが見えないから、費用対効果の最大化こそが消費者にとって最大の合理的な選択になってきた。その結果、食べ物もエネルギーも外国産への依存度を高め、その裏返しとして、国内の生産地である農山漁村は衰退してきた。肥大する都市と委縮する地方の不均衡の上に危うく成り立つ日本社会の姿は、私たち消費者の選択がもたらした結果でもある。私たちの消費活動は一種の選挙として機能し、どのようなモノやコト、その集合体として経済社会が次世代に受け渡されるかを決めている。そうであるならば、消費の力で、望ましい未来をつくることも可能なはずだ。そのために必要なのは、「顔が見える」選択肢である。ポケットマルシェでは、生産者と生産過程を可視化した。消費者は彼らが生み出した価値に対してできるだけ報いる対価を払おうとしている。そうして消費者が得られる物質的喜びと精神的喜びは、そのまま生産者にとっては次の生産に必要な経済的・精神的エネルギーという資源となり、生産活動は持続可能になっていく。これと同じ関係性をエネルギーの世界でも生み出すことで、地方の活性化、ひいては持続可能な都市の発展に寄与していきたい。【UPDATERと当社のその他の連携予定】UPDATER主催の「大地再生」on-lineシンポジウム ~「顔の見える」農業で稼ぎながら社会に貢献~に、当社代表高橋が登壇します。■ 開催概要日時:2021年11月18日(木) 13:00~16:00開催形式:Zoomウェビナー参加費:無料詳細・参加申し込み: https://minden.co.jp/blog/2021/11/05/5390
【UPDATERについて】2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。2011年、大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社としてみんな電力株式会社を設立。2016 年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力™️」を始め、2020年以降には空気環境改善事業「みんなエアー」やオウンドメディア「TADORi」などを開始。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。【ポケットマルシェについて】ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約6,100名(2021年11月時点)の農家・漁師が登録し、約14,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに食への関心が高まり、ユーザ数は約7.9倍、注文数はピーク時に約20倍となり、約41万人の消費者が「生産者とつながる食」を楽しむ。【会社概要】会社名: 株式会社ポケットマルシェ代表者名: 高橋博之所在地: 岩手県花巻市藤沢町446-2東京オフィス:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F事業内容:・生産者と消費者を直接繋ぐCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の企画・開発・運営・寄附者と生産者が繋がるふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」の企画・開発・運営・食べもの付き情報誌「食べる通信(R)」の普及・多地域展開の促進、「東北食べる通信」の企画・運営・生産者の販路拡大・地産品の認知向上・関係人口創出を目的とした自治体支援施策の企画・実施・産直食材を活用したキャンペーンや福利厚生プラン等の企業向けプログラムの企画・実施URL:https://www.pocket-marche.com/