コロナ禍でマスクの着用が日常となっているかと思われます。しかし、油断大敵。多くの花粉があなたのことを、虎視たんたんと狙っているのです。
そんな時、頼りになるのが空気清浄機。しかも冬から春は暖房で乾燥しがちなので加湿できたらなおうれしいものです。
そこで、きれいな空気のスペシャリスト、ダイキンの最新・除加湿空気清浄機「うるるとさらら空気清浄機(MCZ70Y)」をチェック。うっとうしい花粉の季節を快適に過ごせるか、試してみました。
まずは外観をチェックしてみましょう。
今回お借りしたのは、2022年モデルの除加湿ストリーマ空気清浄機です。品番はMCZ70Y-T。カラーには落ち着いた印象のビターブラウンを採用しています。
スクエアなシンプルデザインがいいですね。大画面テレビなどの家電製品との相性もバッチリです。
正面は、上部にディスプレイなどを備えています。
右サイドには加湿タンクや除湿タンク、加湿フィルターユニッが格納されます。ダイキンさんのMCZ70Yは取っ手などの設計がゆったりしていて、持ちやすいのが印象的。お手入れの時に重宝しそうな予感、プンプンです。
裏側はシンプルです。MCZ70Yにはロック付きのキャスターがあるので、部屋の中をコロコロ動かすのもラクラク。そんな時、裏側がごちゃごちゃしていると運ぶ気分が半減してしまいます(筆者だけ?)が、MCZ70Yにはそんな心配は無用ですね。
そして、右側面もシンプルです。全方位でデザインに抜かりはないようです。
毎日使うことが多い空気清浄機です。空気をきれいにするということは反面、空気清浄機本体には汚れがたまるということです。そして、除加湿もできるので、余分な水も回収します。
でも、メンテナンスが面倒だと、使うこと自体がイヤになります。
もちろんダイキンさんは、そんなユーザー心理は百も承知。簡単、ラクラクなのです。
試しにフィルターをチェックしてみましょう。
まず、前面パネルを外します。パネルの両脇に突起部(〝ロックピース〟というカッコイイ名前です)があるので、指で押せばOK。手前に引っ張り出せば、ポコンと外れます。
すると、一番手前にプレフィルターがあります。掃除機でホコリを取ったら取り外し、水洗いするといいそうです。約2週間に1回の掃除で済んじゃいます。
その奥に、集塵(しゅうじん)フィルターがあります。これは水洗いや掃除機による清掃は不可。しかし、約10年が交換の目安だそう。しょっちゅうメンテナンスを気にする必要はありませんね。
集塵フィルターの奥には脱臭フィルターがあります。これは掃除機でホコリを吸い取る程度。ニオイが気になる場合は、日陰で風にあてるといいようです。
今回の画像にはありませんが、別売でバイオ抗体フィルターというものが用意されています。これをつければさらに安心度はアップですね!
さらに、MCZ70Yは除加湿機能があります。使用にあたって、まずはタンクに水を入れましょう。
加湿タンクは右側面のパネルと一体化しています。
ポコンと外したら、そのまま水道の蛇口へ。念のため水を入れる時に攪拌して、中をきれいにするのは大人な行為です。
加湿タンクを外したら、その奥に加湿フィルターユニットとトレーが設置されています。
1か月に1回程度、掃除するとこれまた清潔・安心です。
新品の状態ではチェックする必要ありませんが、今回は試用機でほかの方が使っていたので、除湿タンクに水がたまっていました。これは捨ててしまいましょう。
加えて、1か月に1回程度の水洗いもおすすめです。取っ手がついていてラクラク持ち運びができます。
さてさて、準備が整ったら早速運転開始! 操作していきます。
天面にある操作パネルの使い方はシンプル&イージー。すぐに慣れちゃうことでしょう。
まずは、とりあえず「運転入/切ボタン」を押すと運転。もう一度押すと停止します。
その左にある「おまかせボタン」を押すとおまかせ運転が開始! 操作が煩わしい方は、これだけでもOKだと思います。実に、イージー! いい感じです。
もう少し細かな操作がしたい方は、操作パネルのふたを開ければいろいろなボタンが現れます。
すべての説明は長くなりそうなので、主なボタンをご紹介します。
右下にあるのが「運転切換ボタン」。「空気清浄、除湿空気清浄、加湿空気清浄」から運転モードが選べます。
その上には「時間設定ボタン」が。 衣類乾燥、よる衣類乾燥、水de脱臭コースの運転時間が設定できます。
カビの発生を抑えたいなら、「内部乾燥ボタン」をプッシュ! 送風運転で本体内部を乾燥し、カビの発生が抑えられます。
さらに「しつど設定ボタン」で「低め、標準、高め、連続」運転がそれぞれ選べて、
就寝時に操作パネルや前面表示ランプの明るさが気になる……といった場合は、「表示切換ボタン」を操作します。
さらに、今どきの生活家電はスマホ連動が当たり前。MCZ70Yも接続設定すればスマホで操作できるんです。
実際に8畳程度の部屋で運転してみたところ、電子レンジでうどんを温めたニオイがうっすらこもっていたのが、ものの5分もしないで気にならないレベルに。
また、除加湿機能を稼働すれば、冬場で乾燥する時期でしたが、湿度40%程度へすぐに上昇。お肌にもやさしい感じがしました。
PM2.5もニオイも湿度もチェックして、空気をきれいにしてくれる、うるるとさらら空気清浄機 MCZ70Y-T。花粉の時期に備えて、今から準備してもよさそうですね。
オープン価格:実勢価格14万円前後
サイズ:幅41.5×高さ69×奥行36cm重さ:約23kg
<空気清浄>適用床面積:~32畳(52平方メートル)8畳の清浄時間:約9分風量(ターボ):7.2立方メートル/分風量(強):4.8立方メートル/分風量(標準):3.5立方メートル/分風量(弱):2.2立方メートル/分風量(しずか):1.0立方メートル/分運転音(ターボ):54dB運転音(強):46dB運転音(標準):39dB運転音(弱):28dB運転音(しずか):18dB消費電力/1時間あたりの電気代(ターボ):88W/約2.38円消費電力/1時間あたりの電気代(強):32W/約0.86円消費電力/1時間あたりの電気代(標準):18W/約0.49円消費電力/1時間あたりの電気代(弱):10W/約0.27円消費電力/1時間あたりの電気代(しずか):8W/約0.22円
<加湿空気清浄>空気清浄適用床面積:~32畳(52平方メートル)加湿適用床面積:プレハブ~18畳(29平方メートル)/木造~11畳(18平方メートル)8畳の清浄時間:約9分風量(ターボ):7.2立方メートル/分風量(強):4.8立方メートル/分風量(標準):3.5立方メートル/分風量(弱):2.2立方メートル/分風量(しずか):1.7立方メートル/分運転音(ターボ):54dB運転音(強):46dB運転音(標準):39dB運転音(弱):30dB運転音(しずか):25dB消費電力/1時間あたりの電気代(ターボ):90W/約2.43円消費電力/1時間あたりの電気代(強):34W/約0.92円消費電力/1時間あたりの電気代(標準):20W/約0.54円消費電力/1時間あたりの電気代(弱):12W/約0.32円消費電力/1時間あたりの電気代(しずか):11W/約0.30円
【参考】2022年モデル MCZ70Y-T うるるとさらら空気清浄機> 製品情報
取材・文/中馬幹弘