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最新「Wi-Fi 6」対応ルーターのおすすめ5選。おうち回線を速くしてテレワークを快適に!

なかなか収束の見えないコロナ禍。在宅ワークが一時的なら、「ポケットWiFiでもいいかー」「ちょっと古いけど、うちのルーターもまだまだ使えるよなぁ」と考えていた人でも、物足りなくなってきているのでは?

高速光回線を引いたとしても、宅内のWi-Fiルーターが古い規格のままでは、その効果は期待できません。ここは現状で最新の規格「Wi-Fi 6」に対応した無線LANルーターに切り替えてみてはどうでしょうか。

「Wi-Fi 6」は「IEEE 802.11ax」とも呼ばれます。2019年9月から、「aとかgとかacでは、どれが最新なのかわかりづらい」ということで、規格を策定している米国電気電子学会(IEEE)が、「IEEE 802.11n」を「Wi-Fi 4」へ、「IEEE 802.11ac」を「Wi-Fi 5」へ、「IEEE 802.11ax」を「Wi-Fi 6」へと番号制に変えたといういきさつがあります。

Wi-Fi 6は、Wi-Fi 5に比べて、理論値で1.4倍の通信速度を出すことができます。また、Wi-Fi 5では5GHz帯の通信しかできなかったところ、5GHz帯と2.4GHz帯の両方のバンドに対応。状況に応じて組み合わせられるので、安定的な通信をすることができます。

Wi-Fi 6対応無線LANルーター(Amazon)

これから買うのであれば、Wi-Fi 6対応一択であるといえますが、その中でも選定ポイントがいくつかあります。接続台数、最大接続範囲そしてセキュリティです。

接続台数が多ければ、今後増えていくスマート家電にも対応できますし、もちろん家族それぞれが自分のスマホで動画を視聴したり、PCで重いデータの送受信をしたりしていても干渉せずに済みます。

最大接続範囲は広いことに越したことはありませんが、戸建ててなければほとんどの無線LANルーターでカバーできるでしょう。とはいえ、宅内の隅々まで電波が行き渡らないかもしれない、と不安に感じるのであれば、メッシュWi-Fi(子機により、電波強度を高めつつ、同じSSIDや同時ファームウェアアップデートなど1台の無線LANルーターを扱うような手軽さが魅力)を簡単に組めるものがオススメです。

自宅で仕事をするのであれば、セキュリティ機能も気になるところです。最新の暗号化通信規格「WPA3」に対応していれば、辞書攻撃・総当たり攻撃による外部からの不正ログインを防げます。

以上の点を踏まえたオススメ製品が以下です。

TP-Link Archer AX10 AX1500 Wi-Fi 6ルーター

5GHz帯で1201Mbps、2.4GHz帯で300Mbpsの速度に対応したWi-Fi 6対応無線LANルーターです。高性能固定アンテナを4本搭載しており、3LDK程度の広さまで対応。数十台の端末と同時接続が可能です。また、ビームフォーミング機能も搭載。クライアントが対応端末であれば、より安定的に強力な通信を行えます。Wi-FiセキュリティにはWPA、WPA2-EnterpriseなどのほかWPA3も採用。安心して仕事用のデータを送受信できます。


 最新「Wi-Fi 6」対応ルーターのおすすめ5選。おうち回線を速くしてテレワークを快適に!

背面には、ギガビットイーサネットポートを4基搭載。PC、スマートテレビ、インターネット接続の必要なゲーム機などをつなげておけば、より安定した高速な通信が可能になります。WPSボタンがあるので、長々とした暗号化キーの入力なしに、簡単に機器との接続を行えます。Amazonでの販売価格は約6600円とコスパよし。今なら1000円OFFクーポンも使えます。

TP-Link Archer AX10 AX1500 Wi-Fi 6ルーター(Amazon)

バッファローWSR-3200AX4S-WH

コロンとした見た目からは想像できない実力派。4本のアンテナを内蔵したシンプルな見た目なので、子どもやペットに突起物(アンテナ)が刺さったり、子どもやペットがアンテナを壊したりするかもしれないという心配がいりません。また、リビングに置いても違和感がなく、掃除しやすいというメリットもあるでしょう。

接続範囲は戸建てであれば3階建てまで、マンションでは4LDKまで対応。Wi-Fi 6かつビームフォーミング対応で、安定した強力な通信を行うことができます。通信速度は5GHz帯で最大2401Mbps。仕事上のファイルのやり取りも、動画のダウンロードもサクサク行えます。

セキュリティも充実しており、WEP、WPA2-Personal、WPA3-Personalなどに対応。接続台数は数十台以上。最大64台の端末にMACアクセス制限をかけることも可能です。今ある無線LANルーターの接続をそのまま引き継げる「無線引っ越し機能」、IPv6対応など、過去の資産を今後に活かすこともできる無線LANルーターです。Amazon販売価格は約1万1500円です。

バッファローWSR-3200AX4S-WH(Amazon)

ASUS RT-AX3000

Amazonでの販売価格が約1万5000円なのに高機能という、コスパのよい4本アンテナの無線LANルーターです。戸建てなら3階建てに、マンションでも4LDKという広さに対応しており、さらにメッシュWi-Fiシステムにも対応しているので、頑丈な壁や大きな家具などで電波のつながりが悪い場所があっても、複数のASUS製ルーターを組み合わせることで簡単に接続範囲を広げられます。

1つのバンドを細分化して複数端末で通信するOFDMAに対応しているため、接続台数は64台と必要充分な数。周波数帯を通常の2倍の160MHzにしたことで、5GHz帯で最大2402Mbpsの通信速度を実現しています。Wi-Fi暗号化には新規格のWPA3を採用。さらにトレンドマイクロの「AiProtection」も搭載しており、ビジネスグレードの安心感を持つことができます。

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Linksys E9450 デュアルバンド Wi-Fi 6 ルーター

Wi-Fi 6対応で、160MHzの周波数帯を使うため5GHz帯での最大速度が4804Mbpsと超高速なイージーメッシュ対応ルーター。4本のアンテナを内蔵しており、230平米までの接続範囲、40台以上の端末と接続できます。電波状況を良好にし、接続範囲を広げられるメッシュWi-Fiシステムを簡単に構築できるのも、Linksysならではです。

もちろん、OFDMAテクノロジー搭載で、低レイテンシー。オンラインゲームを楽しみたい人のニーズにも応えられます。Wi-Fi暗号化には、WPA2-Personalのほか最新のWPA3-Personalも採用。さらに自動ファームウェアアップデートにより、常に最新のセキュリティパッチが当てられるので、安心して仕事用のデータをやり取りできます。

背面には、ギガビットイーサネットを4基搭載。さらにUSB3.0ポートもあるため、“マイクラウドストレージ”の構築も叶います。WPSボタンで、クライアントと簡単接続できるのも○。Amazonでの販売価格は約1万8000円です。

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バッファロー WSR-5400AX6-CG

ワイドバンド(160MHz)に対応したWi-Fi 6対応無線LANルーターです。最大4803Mbpsで通信できるため、高画質の動画もサクサクダウンロード可能です。アンテナは内蔵型。5GHz帯4本、2.4GHz帯2本の合計6本のアンテナで、一戸建て3階建て、マンション4LDKの広さでも電波の死角になるところがありません。縦型なので、壁掛けすれば余分なスペースも不要です。

OFDMAテクノロジー搭載で、30台同時接続でも遅延が少なく通信が途切れることはありません。また、ビームフォーミング対応で、強力に電波を飛ばせます。セキュリティはWPA3-Personalにも対応。WPA2との互換モードもあるので、既存のWPA2対応端末も安心して接続できます。ゲストポート機能で、来客にも対応。バッファロー独自の「無線引っ越し機能」搭載で、今までの無線LANルーターの設定をそのまま引き継げます。また、IPv6にも対応しているため、将来的にも安心です。

無線LANルーターとしては珍しいシャンパンゴールドのカラーリング(スタンダードなブラックもラインアップ)。アマゾン販売価格は約1万5000円です。

バッファロー WSR-5400AX6-CG(Amazon)

記事中の製品はEngadget日本版チームが推奨しているものです。販売情報は記事執筆時点のもので、価格や在庫状況は常に変化しています。

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