いまやコードレススティッククリーナーが主役の日本の掃除機市場。しかし、コード式のキャニスタータイプの掃除機ももちろん健在です。
手軽にサッと使えて小回りのきくコードレススティッククリーナーに対して、コード式のキャニスター掃除機は、バッテリーの残量(=駆動時間)を気にすることなく、掃除を行なえるのがメリット。また、キャニスター型の主流である紙パック式は、ランニングコストはかかるものの、ゴミ捨ては紙パックを捨てて交換するだけ。サイクロン式のように、ダストカップを分解してフィルターなどのお手入れをする必要がなく、構造や手順もシンプルなため、そのお手軽さからいまも根強い支持があります。
キャニスター掃除機(Amazon)
スティッククリーナーと同様に、キャニスター掃除機は、軽量化も進んでいます。最近では、本体の重量が2キロ程度と軽く、階段などの移動の際にも持ち運びがしやすいモデルも。ヘッドブラシにも工夫を凝らし、ゴミの捕集力を高めたり、効率的に掃除やお手入れを行なえる高い機能性を備えた製品もあります。
パナソニック Jコンセプト MC-JP840K
キャニスター掃除機で最軽量レベルを実現
パナソニック Jコンセプト MC-JP840Kは、本体重量2.0kgと、紙パック式のキャニスター掃除機としては最軽量レベルの製品です。軽量化の秘密は、軽さと強度を両立した先端材料であるPPFRP(PP繊維強化樹脂)や、小型・軽量化を実現したアルミニウム素材の高効率モーターの採用。ホース、延長管、ノズルを合わせた総重量も1.5kgと軽く、軽快にお掃除が可能です。
ヘッドには“からまないブラシ”を採用。円すい形の対のブラシで構成される独自の形状で、毛や糸くずが絡みづらく、お手入れの負担を軽減してくれます。吸込仕事率は300~約100Wと吸引力もパワフルです。
Amazonでの販売価格は約5万2000円です。
パナソニック Jコンセプト MC-JP840K(Amazon)
日立 かるパック CV-KP900J
押す時も引く時にもゴミを吸い取れる!
日立 かるパック CV-KP900Jは、押し引きの動作に合わせて後方のフラップが開閉する機構を採用したヘッドで、押す時だけでなく引く際にもゴミを吸い取れる“パワフル スマートヘッド”が特長です。ヘッドの先端には、“ごみくっきりライト”機能も搭載。白色LEDで前方を照らすだけでなく、緑色のLEDでゴミを見えやすくし、ゴミの取り残しを防ぐことができます。
また、ループ形状になったブラシの先端により、髪の毛などを絡みにくくした“からまんブラシ”を採用。吸込仕事率は約340~50Wと控えめながら、充実したヘッドの機能とのコンビネーションで、運転音を57~約51dBと抑えつつも、取り回しのよさとゴミの除去能力を両立させています。
本体重量は2.3kg、パッとブラシ、ほうきブラシ、すき間用吸口の3点の付属アタッチメントも充実しています。Amazonでの販売価格は約4万7000円です。
日立 かるパック CV-KP900J(Amazon)
三菱電機 Be-K TC-FD2A
たっぷり容量の紙パックで手間もコストも削減
三菱電機 Be-K TC-FD2Aは、吸込仕事率500~約100Wで、吸引力の高さが目を惹く紙パック式のキャニスター掃除機。本体重量は2.4kgで、紙パックの集塵容積が1.5Lとたっぷりのため、交換回数が少なく、手間が省けてランニングコストも抑えられます。
ワンタッチでブラシの角度をを変えられ、高いところにも家具のすき間にも対応する付属のアタッチメント“2WAYロングノズル”もユニーク。運転音は65~約58dBです。
Amazonでの販売価格は約3万円です。
三菱電機 Be-K TC-FD2A(Amazon)
東芝 VC-PH9
“床ピタ”設計のヘッドが約6.5㎝のすき間に入り込む
東芝 VC-PH9は、本体重量2.3キロ、吸込仕事率350~約20Wの紙パック式キャニスター掃除機。自走式カーボンヘッドを採用し、軽い操作でゴミを強力に掻き出すことができます。
ラウンド形状で自由な位置を握ることができる“らくわざフリーグリップ”による軽快な操作性も魅力。“床ピタ”設計のヘッドは、約6.5㎝のすき間にも入り込むことができ、家具下も奥までしっかり掃除が行なえます。運転音は65dB~約61dBです。
Amazonでの販売価格は約1万8000円です。
東芝 VC-PH9(Amazon)
記事中の製品はEngadget日本版チームが推奨しているものです。掲載情報は記事執筆時点(2021年10月6日)のもので、販売価格や在庫状況は常に変化しています。
キャニスター掃除機(Amazon)