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キュービックフォルムと“らしくない”カラーでサニタリースペースが魅せる空間に!(VAGUE)

淡いスモーキーブラックが洗濯機をエモーショナルなプロダクトに

洗濯乾燥機“らしくない”色=スモーキーブラックが、サニタリールームを魅せる空間へと変える「Cuble」シリーズの最新モデル

 水平・垂直のキュービックフォルムが特徴の「Cuble(キューブル)」シリーズが誕生したのは2015年のこと。以来、同シリーズはSNSなどで大きな話題を呼ぶとともに、グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」を2度も獲得。まさに名実ともに“デザインが注目される”ドラム式洗濯乾燥機となった。【画像】ブラック基調のシックなインテリアにもマッチするパナソニック「Cuble」シリーズの詳細を見る(4枚)「Cuble」シリーズの外観デザインは直線と真円だけで構成され、究極ともいえるシンプルさを追求。その上で、本体トップにある操作パネル部のボタン数を最小限に抑え、細部まで凸凹を排したフラットフォルムに仕上げている。 そんな「Cuble」シリーズの最新モデル「NA-VG2600」で注目したいのがカラーだ。これまで洗濯機のカラーといえば、サニタリースペースの空間に合わせた白基調のものがスタンダードとなっていたが、「NA-VG2600」は白系のフロストステンレスに加え、スモーキーブラックを設定している。その理由について、パナソニックの広報・守山さんはこう語る。「昨今、インテリアへの意識が高まるなか、ブラック基調のシックなインテリアが一定の支持を得ています。SNSに投稿された『Cuble』の写真を調査したところ、ブラックを基調とするサニタリー空間のユーザーが約20%を占めていることがわかりました。また、ユニセックスなカラーとして家電の新しい定番色になりつつあることから、スモーキーブラックを新色として採用しました。 このブラックは、床や壁など建材の色を参考に調色しています。薄暗いサニタリー空間に圧迫感なくなじむよう、色はあえて明るめの黒に調整しています。 自宅に友人などを招いた際、手を洗いに最初に入る部屋がサニタリー空間であることも多いため、インテリアの印象に大きく影響を与える存在としても、細部までこだわって仕上げました」●真の意味での“全自動”を実現する洗剤投入機能 これまでの全自動洗濯乾燥機は、“全自動”とうたいながら洗剤を投入するという作業はユーザーが手動でおこなっていた。しかし「NA-VG2600」は、入れた衣類などに最適な量の液体洗剤と柔軟剤を自動で計量して投入してくれる。 洗う衣類に対し、どれだけの量の洗剤や柔軟剤を投入するかは、実は慎重におこなわなくてはならない作業。洗剤が少なければ汚れ落ちに影響が出るし、多ければすすぎの行程で繊維の奥に洗剤が残りやすくなり、それが黒ずみなどの原因となる。 その点、「NA-VG2600」は、あらかじめ自動投入タンクに入れておいた液体洗剤と柔軟剤を、衣類の量やコースに合わせて最適な量だけ自動投入してくれる“液体洗剤・柔軟剤自動投入”機能を搭載。洗剤投入の手間をはぶいてくれるだけでなく、洗濯機まわりで煩雑になりがちな洗剤や柔軟剤のパックやボトルも不要になる。ちなみにタンク容量は、液体洗剤が約870ミリリットル、柔軟剤が約580ミリリットルで、詰め替え用パウチの中身をまとめてタンクにためておける。 加えて「NA-VG2600」は、あらかじめ洗濯物を入れておけば、連携させたスマートフォンを介して外出先から洗濯を開始できる“スマホで洗濯”機能を搭載。帰宅時間に合わせたジャストなタイミングで洗濯または乾燥までを終わらせられるため、その後の家事をよりスムーズに進められる。 また、豊富な洗濯コースのなかから最適なコースを選んで設定するのも、アプリ経由なら簡単。洗濯コースの検索がおこなえるほか、これまで利用した洗濯コースの履歴のなかからコースを選ぶこともできる。●洗濯乾燥機能も充実した最新の「Cuble」 もちろん「NA-VG2600」は、洗濯乾燥機能も充実している。 洗剤液を泡立ててから投入し、泡とシャワー状にした水を同時に噴射することで、たっぷりの泡を衣類に振りかける“スゴ落ち泡洗浄”は、衣類の繊維の奥まで洗剤を浸透させ、とくに落ちにくかった皮脂汚れやドロ汚れもキレイに洗い流せる。 頑固な衣類の黄ばみやニオイが気になる場合は“温水スゴ落ち泡洗浄”が効果的。洗剤中の酵素が活性化する約40℃の温度まで洗剤液を温め、泡にすることで浸透力を向上させる。繊維の奥にしみついた黄ばみや、部屋干し臭のニオイの元まで洗い流せる。 生乾きの嫌なニオイや除菌には“約40℃においスッキリ”と“約60℃おまかせ(除菌)”コースが有効。ヒーターで温めた温水で洗うことにより、部屋干し臭のニオイの元まで洗い流せるほか、白物衣類の除菌までしてくれる。 そのほか、生地の変色やニオイを防ぎ、おしゃれ着を優しく洗う“約40℃おしゃれ着コース”や、毛布やタオルに特化した最適なコースをそれぞれ備えている。 一方、乾燥機能においては、ヒーターで室温プラス約15℃まで温めた風を送って乾かす“低温風パワフル乾燥”を搭載。低温の大風量で乾かすため、最大5kgの衣類をやさしくシワを抑えて乾かしてくれる。 洗濯機を置くサニタリースペースといえば、これまではトイレやクローゼットと並んで「来客時に見られたくない空間」のひとつだったに違いない。しかし「Cuble」シリーズの「NA-VG2600」は、そんな空間を魅せるスペースへと変え、心地よく過ごせる空間へと変貌させる。洗濯物が手間なくキレイに仕上がる機能と合わせ、ユーザーのライフスタイルをより豊かなものにしてくれるだろう。●製品仕様・価格:オープン価格・サイズ:W600×D665×H998mm・重量:約74kg・洗濯/乾燥容量:10kg/5kg・洗濯乾燥時間(目安):約195分・消費電力量:約1980Wh

河原塚英信

最終更新:VAGUE