本日の一品
「令和の家電 三種の神器」というものがあるそうです。いわく「4K/8Kテレビ」「冷蔵庫」「ロボット掃除機」の3つなのだとか。性能が向上しつつも昭和から続投している前2つはともかく、新たに加わっているロボット掃除機は、数年前に我が家にも導入されて以来、確かに欠かせない存在になっています。
Ankerの「Eufy(ユーフィ) RoboVac X8 Hybrid」ロボット掃除機の代名詞と言えるメーカーも存在します。しかしAnkerのロボット掃除機「Eufy(ユーフィ) RoboVac X8 Hybrid」は、「今買うロボット掃除機の選択肢」にふさわしい実力があると一週間ばかり使って思うに至ったので、是非ともご紹介させてください。
本体に備えたカメラと搭載したAIにより、リアルタイムに部屋の地図を作成しながら効率よく掃除してくれます同製品はAnkerが販売しているロボット掃除機「Eufy」シリーズの最新機種の一つ。最大の特徴は「Hybrid」の名の通り、ゴミやホコリの吸引掃除と水拭き掃除の両方に対応していることです。
専用アプリ「Eufy Home」で本体の操作や設定が可能。デフォルトの「静音」モードは静かで驚きました。床の材質を感知して自動的に吸引力を調節する機能も備えています我が家の主力ロボット掃除機「ルンバ e5」との大きさ比較。フットプリントは同じくらいで、厚みは「Eufy RoboVac X8」のほうがやや薄め(ただしカメラ部が突出)です実際に使ってみたところ、まず動作音が静かなことに驚きました。筆者宅で使っているロボット掃除機「ルンバ e5」と比較しても、明らかに掃除時の騒音が柔らかです。マンションなどの集合住宅で、ロボット掃除機の発する騒音が迷惑になるので使用できないという話を聞いたことがあります。本製品ならその心配は無いかもしれません。
6畳間の掃除にかかったのは約7分。部屋のマップも完成していました(出っ張っている部分は家具です)また掃除が完了する時間が早いです。6畳間の掃除にかかった時間は約7分ほど。部屋のマッピングを自ら行い掃除経路を確認する機能を備えているため、ムダな往復をせず掃除をしているのだと思います。
ただ掃除の精度は、筆者が意地悪な継母だったら「やり直し!」と命じる程度ではありました。まあこのあたりはロボット掃除機のご愛敬かとも思います。掃除にかかる時間が短く、二度かけさせてもあっという間に終わるため、あまり気にしないことにしました。
ゴミのホルダーはやや小さめ。パカッと開いてゴミを捨てることができますゴミホルダーやフィルターをまるごと水洗いできるところは、衛生的でポイントが高いと思います水拭き掃除は専用の水タンクを装着し、タンク底部のモップによって行います。筆者宅には水拭き掃除専用機「ブラーバ」もあるので、従来は別々の機種で行っていた2つの作業がいっぺんに済む手軽さには感動しました。
ただ拭き掃除の精度もあっさりしているので、床に墨汁をこぼしたなどの惨事に立ち向かえるほどではありません。あくまでもゴミやほこりを取ったあとの仕上げ掃除のレベルと考えるのが良いと思います。
拭き掃除モップ部を備えた水タンクを装着すると自動的に認識して、水拭きモードになります。吸引掃除からシームレスに拭き掃除をしますと、あっさり風味ながらも便利な本製品にも一つ不安要素があります。現時点でバッテリー交換に対応していないことです。調べてみたところ、2022年初頭より対応を開始、と製品のWebサイトに小さく書いてありました。筆者はこの手の長く使う製品では予備バッテリーを備えておきたい派なので、早々の対応を願うばかりです。
ルンバは平気だったのに「Eufy RoboVac X8」のことはやけに警戒する我が家の猫。AI搭載が警戒心を生んだのでしょうか……以上のようにロボット掃除機として十分な実力を備えつつも(割合)安価な本製品、「ロボット掃除機といえばルンバ買っておけば間違いないでしょ」とお考えの方に、是非とも選択肢の一つに考えてみていただきたい、オススメの一品です。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
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Eufy RoboVac X8 Hybrid | Amazon | 5万9800円 |