やじうまWatch
2021年11月16日 06:00
経済産業省が、二酸化炭素濃度測定器の選び方を指南するガイドラインをホームページで公開している。
部屋の換気が十分に行われているかを手軽に確認できるツールとして注目されるようになった二酸化炭素濃度測定器だが、全ての製品が十分な性能を備えているわけではなく、安価なセンサーの過半数は正確な測定が行えないとして、電気通信大学が調査結果を発表するという出来事も今年夏にあったほどだ。今回経済産業省が公開したガイドラインでは、検知原理が「光学式」であること、さらに「補正用の機能」が付帯することの2つを、最低限必要な要件として挙げており、これまで二酸化炭素濃度測定器を使ったことがないユーザーが製品を選定するにあたって参考になる情報となっている。ちなみに前述の電気通信大学のリリースでは、購入済みのセンサーが正しく動作しているかを確認する方法として、屋外の新鮮な空気の中で400ppm前後を指すか、消毒用アルコールを吹きかけた手を近づけた時に値が上昇しないかといった指針を公開しており、これらを併用することで、使い物になる二酸化炭素濃度測定器を選ぶのに役立ちそうだ。