JBLのスピーカーは、レッド・ツェッペリンの時代から名だたるレコーディングスタジオで使われてきた。しかし、実際にJBL最高峰のスピーカーを使った経験のある者は、プロ以外にあまりいない。その理由の多くは、適切な信号を得るために強力なオーディオインターフェイスやスタジオ仕様のミキシング・コンソールが必要となるからだ。
しかし、この新しいスピーカーではさまざまな接続方法に対応しているので、心配はいらない。アップルの「AirPlay 2」にグーグルの「Chomecast」、Bluetooth、Ethernet、3.5mmのオーディオジャック、バランス入力(XLRまたはTRS)を利用できるのだ。
そこにスタジオのプロが好むほぼフラットなレスポンスが加わったことで、知る限りは現代のスピーカーのなかで初めて、ミキシング・コンソールと音響再生の二役をこなせるよう設計されたものになった。昔ながらのJBL製スピーカーと同じように、ウォルナットの板とクラシックなパープルのグリルカヴァーで仕上げられたモデルも用意されている。ゴージャスな製品だ。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まったときに2歳と4歳だった子どもたちは、いまでは4歳と6歳になった。2020年の当時は、子どもたちにとって学校閉鎖やソーシャルディスタンスの確保、そして自主隔離が耐えうるものになるよう努めていたものである。
しかし、2022年を迎えるにあたり、この状況には心の底から辟易している。だが、今年のCESで発表された知育玩具のなかで、「Picoo」には唯一うんざりした気分にさせられなかった。
Picooは“屋外用ゲーム機”を謳っているが、その正体は4歳から10歳までの子どもを対象としたライト付きのハンドコントローラーのセットである。このセットには、もぐらたたき、ゾンビラン、算数マニアといったゲームカードが付いており、子どもたちはコントローラーでカードをスキャンすることでゲームを楽しめる。
遊ぶときのチームはPicooが決める仕組みで、子どもの習熟度や年齢、特別な配慮の有無によってゲームの難易度を調節してくれる。社会性を養いながら屋外で遊べる公平で安全なゲームだ。それがいま、子どもたちに望むことでもある。Picooは249ドル(約28,000円)から発売中。
わたしたちの家では、防犯カメラからサーモスタット、スマートスピーカー、スマートフォン、テレビ、電球、冷蔵庫など、さまざまな機器が相互に接続している。このうち2種類の異なる機器だけでも相互に通信させられたら、それは小さな奇跡と言っていいだろう。