家電メーカーであるアクアは、旧三洋電機の流れを受け継ぐメーカーだ。
三洋電機といえば「水を使わず除菌ができる洗濯機」、米からパンを作る「ライスブレッドクッカー GOPAN」、高性能な充電池「eneloop」など、他社にはない先進的な機能のある製品や技術力の高さで人気があった。
この開発力と技術力を受け継ぐアクアだが、家電好きにはよく知られたメーカーではあるものの、一般的な知名度があまり高くないという印象がある。
そんなアクアが今年4月、人気俳優である長谷川博己氏を起用し、製品訴求ではないブランディング目的のテレビCMを大々的に展開した。今までにはないCM展開の意図は何なのか。アクアの吉田庸樹COOに聞いた。
アクア株式会社 執行役員 吉田庸樹COO。1986年にキヤノンへ入社し、北米のマーケティングを統括。船井電機執行役員を経て、2017年より現職CM展開で目指すブレイクスルー